寄稿

寄稿

2011年長岡研修会

去る5月31日、長岡・林三重教室の「楊名時先生の太極拳を学ぶ会」が、楊麻紗先生をお迎えして開かれました。今年で三回目ですが、皆さんは熱心に勉強され、阿賀野市の加藤博子教室からも参加されました。その時の感想文が届きましたので、ご紹介します。
寄稿

祝 埼玉県教育長賞

志木教室で太極拳を稽古されている吉野テルさんが、埼玉歌人会第103回短歌大会において、「埼玉県教育長賞」を受賞しました。おめでとうございました。受賞作は、「会う度に小さくなり行く老い 背筋伸ばせと我に言ひたり」です。この短歌が生まれた背景について、吉野テルさんが書いてくださいましたので、ご紹介いたします。
寄稿

旅順・203高地

「坂之上の雲」の舞台を訪ねる旅 司馬遷には遼か及ばないがとの謙虚なペンネームをつけた司馬遼太郎が、近代日本史幕開けの躍動を描き出した小説「坂之上の雲」の舞台を訪ね、旅順・大連から瀋陽・長春と旧満州の地を9月の末に旅して参りました。
寄稿

花は百日、紅に咲き続けることは無い

今日は、楊名時先生がよく話された中国の名言を、皆さんにご紹介したいと思います。  花 無 百 日 紅     人 無 千 日 好 意味は、一つの花が3か月真っ赤に咲き続ける事はありません。人は3年も何事もなく、全て順調でいられることはありません。人も自然も花も変化するのが常であるため、その変化の幅を少なくするには、太極拳の稽古を続けることや、旅行などの趣味を生かした気分転換をすることが大切です。
寄稿

師範審査レポートより(5)

スーパー残暑も少し和らぎ、東京では虫の声が聞こえるようになりました。9月21日(日)、大阪のなにわ友の会「第5回健康太極拳交流大会」に於いて、師範審査を行いました。そのお二人のレポートをご紹介いたします。テーマは「太極拳をやって良かった」ことです。
寄稿

猛暑の中に秋の気配

9月に入ったというのに、相変わらずの猛暑が続いております。皆様、お元気ですか?私は夏には強いのですが、今年の残暑は記録的な暑さでいささかうんざりしております。こんな猛暑の中に、秋の気配を見つけました。絹雲です!絹雲は別名巻雲とも言われ、上層5km~12kmに現れる雲で、小さな氷の粒からできています。刷毛ではいたような薄く白い雲で、秋によく現れます。私はこの絹雲が秋の訪れの使者に思えて、東京の空を眺めながらいつ現れるのか心待ちにしておりました。その絹雲が、今朝、自宅マンションの窓を開けた途端に、目の前に広がっているではありませんか、私は小躍りしてベランダに出て、携帯のカメラに収めました。
寄稿

暑中見舞状が届きました

会員のNさんよりすてきなお見舞状を頂きましたので、ご紹介いたします。今年は記録尽くめの猛暑が続いております。食事と睡眠を十分にとり、太極拳の稽古でこの夏を元気にお過ごしください。
寄稿

倶会一処(くえいっしょ)

楊名時先生は、2005年7月3日に亡くなられました。高尾山の山間の公園墓地に、楊名時先生は眠っておられます。墓名には楊名時先生自筆の「夢」の一字が彫られ、山裾の竹林を正面に西向きに建っています。私たち家族は、毎月お墓参りに行くのですが、いつも不思議なことが起こります。それはお墓に向かうと、見たことのない蝶や鳥が飛んできて、すぐ近くの木に止まって、私たちが去る頃にはいなくなってしまうのです。また、鳥がお墓の真上を三度も輪をかいて飛び去ったり、頭上を美しい声で鳴きながら過ぎ去ったり。春の鶯、晩夏の蜩などは、特に美しい鳴き声で墓参りを喜んでくれているように思えます。
寄稿

元気な89歳

菅クラさんは、レディ―ス大塚教室の最高齢で89歳です。「おはようございます」朝来ると、それぞれの同学に挨拶をしてまわります。人生経験豊かな楽しいお話で元気でパワーいっぱいです。毎週水曜日に北区の浮間船戸から、埼京線、丸の内線と乗り継いで新大塚まで、1時間かけてお教室に来ます。12年のキャリアで味のある太極拳です。この教室は生徒数23名で、7名の方が80才以上です。皆さんお休みも少なく教室に来るのを楽しみにしていますが、身体のどこかに痛みを抱えて、今の健康を維持、増進するために元気で楽しんで太極拳を行なっています。気の合ったとても流れの良い太極拳で、私の誇りとするお教室です。
寄稿

耳鳴りと耳閉感が薄らぐ

太極拳との出会いは、忘れもしない8年前の5月の事であった。或るシンガーソングライターの「耳鳴りで作曲活動が出来ず悩んでいた時に、勧められた太極拳。そして、稽古をしていくうちに次第に耳鳴りと付き合えるようになり、7年ぶりに作曲活動が再開できるようになった」との喜びのテレビ映像であった。丁度、耳鳴りに大変苦しんでいた私にとっては、全く思いがけない朗報。番組が終わるや否や、早速テレビ局など数箇所に電話を入れた結果、健康法・養生法の太極拳は楊名時太極拳である事を知る。たまたま、太極拳に通っていた友人に問い合わせると、楊名時太極拳という事が分かり、小躍りして喜んだのを鮮明に覚えている。
寄稿

夏鶯

梅雨のうっとうしい日が続いていますので、気分を少し明るくするために夏の鶯について書いてみようと思います。私は、新宿高層ビル群を一望できるマンションの5階に住んでいます。幹線道路に面した建物ですが、氷川神社の敷地内にあるため、緑も多く春になると鶯の美しい声を聞くことができます。10年前、初めて鶯を聞いた時は、「まさかこんな都心で?」と信じられませんでしたが、その声は神社の小藪から聞こえ、一週間ほど鳴き続きました。
寄稿

知っていますか?御衣黄桜

東京は新緑となり5月の光に美しく映えていますが、みちのく辺りでは、今が桜の見頃ではないでしょうか。去る4月15日、私は埼玉の志木教室の仲間と珍しい桜を見に行きました。それが「御衣黄桜=ギョイコウザクラ」です。この日は花冷えを通り越して、真冬のような寒さの上に雨も降っていたのですが、2週続けて教室が休みになるため出かけたのです。
寄稿

技芸天と「単鞭」

唐招提寺参拝、そして奉納演舞の後、東京組は楊麻紗先生と共に秋篠寺へ参りました。かねてより、楊名時先生がお慕い申し上げていたという技芸天にお会いするためです。その天女は国宝の小ぶりな御堂の中で、右手を胸のあたりまで上げ、ほんの少し腰をひねられて伏目がちで大らかなお顔でお立ちになっておられました。太極拳の「雲手」から「単鞭」に移る時の腰のひねりを、技芸天の何気ない仕草を参考にするようにと、楊名時先生がおっしゃられていたそうですが、なるほどなんともいえぬ自然で上品なお姿でありました。
PAGE TOP