ある日(20年前近くのことです)、楊名時先生の好きな餃子屋で昼食を食べたときに面白い会話が交わされました。楊名時極拳の愛好家に興味深いかも
楊名時先生:
「わたしは、京都大学で勉強しました。好い思い出が多いです。哲学道が好きです。」と、
ディミトリー:
「わたしも関西に6年住んでいました。上京しても、砂織さんと初詣のため毎年お伊勢さまに行っています。」と、
楊名時先生:
「神宮ですか。いいですね!」と、
ディミトリー:
「参道の杉が好きです。とても好きです。樹齢は何百年か、何千年か、わかりませんけど、通る時にとてもいいエネルギーを感じます」と、
楊名時先生:
「そう、そう。杉はいいです。中国語では「Shān」と発音します。富士山の山「サン」と同じ「Shān」です。一番きれいな形です。杉は生きています。ゆっくりと成長します。根が強いです。太極拳も同じです。太極拳は杉と同じように広がりました」と、嬉しそうに話されていた楊名時先生の顔が印象的でした。
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成長を重ねていくと杉の木のは、年輪の間隔が近くなるそうです。わたしも日々の稽古を積み、歳月を重ねていくなかで、正統な楊名時太極拳をしっかり学んで身につけていきたいです。
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楊家養心太極拳 ディミトリー師範