楊家養心太極拳とは

楊名時先生(右)と楊麻紗先生

  楊家養心太極拳(旧名称 楊名時太極拳養心会)は楊麻紗が楊名時太極拳の型と精神をより深く継承していくために、2006(平成18)年2月に設立した会です。楊麻紗は楊名時氏に40年間師事し、一番弟子として楊名時太極拳の指導、普及に務めてきました。この長年にわたる楊麻紗の功績に対して、楊名時氏が2004年5月に「のれん分け」をして下さったものです。

   現在、日本は世界に類なき少子高齢社会です。人生80年を豊かで幸福に生きるためには、健康こそが財産です。養心会では「美しく、健康で、幸福に」をスローガンに掲げ、創始者楊名時氏の型と精神をより忠実に、より深く実践し健康で幸福な人生を追求することを目指しています。

   人と競うことなく、心を穏やかにして、深い呼吸と共に、柔らかくゆったりと体を動かす楊名時太極拳。老若男女誰でも無理なくでき、動いた後は心身が開放され、深い充実感が湧き上がります。私たち養心会は太極拳の稽古を通して、健康で明るい社会が実現しますよう、お手伝いさせて頂きます。

楊名時氏が大切にされた言葉は「夢」。楊名時氏は生涯太極拳の夢―人類の幸福―を抱き続け、2005年7月、逝去されました。

<役員>

河野太通老大師

顧問 河野太通(こうの・たいつう)老大師

昭和5年(1930)、大分県生まれ。花園大学卒。昭和23年、大分県中津市・松巖寺で出家得度。昭和52年~平成16年、祥福寺僧堂師家。平成6年~13年まで花園大学学長。現在、臨済宗妙心寺派管長、全日本仏教会会長、姫路市の龍門寺住職。アジアの友を支援する「PACK」代表。著書に『床の間の禅語』、『豊かな心を生きる』など多数。

帯津良一氏

顧問 帯津良一(おびつ・りょういち) 

昭和11年(1936)、埼玉県生まれ。東京大学医学部卒。東大病院第三外科医局長、都立駒込病院外科医長を経て、昭和57年帯津三敬病院を開設、院長に就任。現在は名誉院長。医学博士。人間を有機的総合体と捉える「ホリスティック医学」を実践する。日本ホリスティック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長。調和道協会会長。著書は『気場のパワー』、『帯津良一の現代養生訓』など多数。

楊 麻紗

主宰 楊 麻紗 (よう・まさ)

昭和18年(1943)、新潟県生まれ。国学院大学卒。大学3年(1964)の時中国語を楊名時氏に学んだ縁で、太極拳の道に入り、一番弟子となる。朝日カルチャーセンター、NHK文化センター、池袋コミュニティ・カレッジなどの講師。楊名時氏との共著『「気」の太極拳 美心健康法』、『50歳からの楊名時太極拳』がある。俳人協会会員。故楊名時氏の妻。