(33)冷水摩擦

立春とは名ばかりで厳しい寒さが続き、日本海側では大雪になっております。インフルエンザも流行っておりますが、皆様お元気ですか?

楊名時先生の一日は、冷水摩擦から始まります。朝起きて、洗面所ですぐに上半身裸になり、冷水摩擦を行います。寒い時でも暖房をつけずに20分ほど丁寧に体をさすり、その後ゆっくりとヒゲをそります。

楊名時先生の色白の体は冷水摩擦により温まり、肌はピンク色となり生気溌溂になります。そして、元気な声で「おはようございます!」とあいさつし、家族のだれよりも上機嫌でよい顔つきをしています。

冷水摩擦は寒中や朝早く仕事にでかける時でも休むことはなく、楊名時先生が80歳になるまで毎日続きました。楊名時先生は鼻炎アレルギーがあり、小さい時はよく風邪をひかれたそうです。その体質を改善するために冷水摩擦を始められたとのこと。

この冷水摩擦と太極拳のお陰で、楊名時先生が風邪をひき医者にかかったことは、50年間一度もなかったそうです。何事も継続は力なりです!

楊 麻紗