2026年楊家養心太極拳新春稽古

 1月7日(水)、東京・綾瀬の東京武道館に於いて「2026年楊家養心太極拳新春稽古」が開催されました。当日は朝方霙が降る寒い天気でしたが、各地から45名のお仲間が参集しました。

 会場の武道場は新年特有の清々しさが感じられる中、栗山一雄師範の打ち鳴らす大太鼓の音を合図に、新春稽古が始まりました。司会・進行は服部洋之師範が担い、楊麻紗先生の年頭の挨拶では、「新年早々、山火事や北朝鮮によるミサイルの発射、トランプ大統領のベネズエラへの軍事攻撃、また突然の衆議院選挙など世情が騒がしい中で、今年も心静かに太極拳を舞って行きましょう」と述べられました。

 

楊名時先生の遺影を正面にして、立禅・八段錦・太極拳24式を全員で行うにつれて、気息が整い、衣擦れのかすかな音も心地よく、新春稽古ならではの淑気に包まれていました。

 続く麻紗先生のご講和では、昨年の12月17日、ユネスコが「世界太極拳の日を3月23日」に制定しました。その理由として太極拳の持つバランスと調和の理念が、人々の健康や平和に貢献すると評価されたため。そして春分の日に制定されたのは、太極拳の哲学的思想の「天人合一」と合致するとされています、と紹介されました。

また「天人合一」の意味は、宇宙・自然(天)と人間は一体であり、自然界の摂理(季節の変化など)に調和して生きることが、心身の健康の基本であるという中国古代から伝わる思想。ユネスコの世界太極拳デーの制定により、太極拳の愛好者が増えることを願います、とご講和を結びました。

この後、高齢者表彰が行われ、今年は91歳の吉田貴旨師範と80歳の栗山一雄師範が表彰されました。続いて、参加者の紹介があり、お互いに拍手で歓迎し合いました。特に岩手・久慈市の遠方より参加された飯塚・晶子夫妻には、大きな拍手が上がりました。

  10分間の休憩が終わり、次第は第二部にはいり、百華拳の始まりです。今年は一組で二重の輪を作って行いました。舞う前に、麻紗先生より「百華拳」ができた経緯の説明がありました。東京・芝の増上寺で太極拳を紹介するイベントの後援が資生堂であることから、資生堂のロゴより「椿拳」と命名したそうですが、後に楊名時先生が「百華拳」と改名しました。椿は花の一つ。百華は太極拳を愛好する全ての人が花であり、健康で幸せになるようにとの楊名時先生の願いからこの名になりました。天上が高く明るい会場に百華の花が咲き、皆で楽しく2回舞いました。

そして、後半の太極拳24式と八段錦を全員で行い、楊砂織師範の閉会の辞で新春稽古は終了しました。

事務局 記

 

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