埼玉・志木教室の10周年を記念して、山梨県の塩山にある保健農園ホテル「フフ山梨」にて、4月6日から一泊の太極拳の合宿を行いました。満開の桃の花のときに巡り合いたくて、皆で、ああでもない、こうでもないと言いながら、日程を決めました。
幸いにも、到着した塩山の千野橋付近の桃畑は満開の時を迎えていて、可愛いピンク色に染まった景色をみることができました。小高い丘の上に立つホテル・山梨からは、遠くの山々が見渡せ、真正面には雪を頂いた富士山を望むことができました。
このホテルは海抜850メートルに位置するためか、桃のほかに連翹、山吹、サンシュユ、三つ葉ツツジ、辛夷の花なども丁度咲いていました。そんな桃源郷のような所で、楊麻紗先生と共に春の光を浴びながらの太極拳は、一期一会の思いがしました。 夕食には山梨の美味しいワインと、地元野菜が中心の料理を、賑やかに堪能しました。
翌日の7日は、残念なことに雨。早朝稽古はホテルの廊下で雨音を聞きながらの太極拳でした。朝食の後、降りしきる雨の中郷土愛いっぱいの運転手さんが車で、見頃の桜の里、桃の里を案内してくださいました。最後に立ち寄った慈雲寺の「千年のしだれ桜」は、それはそれは見事なものでした。思い出に残る、10周年記念の合宿でした。
曾根田千恵子 記)
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後日、麻紗先生から寄せられた俳句
雨一日友らと巡る桃の里 梨咲くや南アルプス雲隠れ 一山の夕風さそふ糸桜
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