師範審査レポートより(6)

久しぶりに師範審査レポートをご紹介いたします。今回の方は、東京都在住で、少林寺拳法をなさっていたそうです。テーマは「太極拳をやって良かった」ことです。皆様の参考にしていただきたいと思います。

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興味があった禅と武道を「動く禅」として共に体感でき、他のスポーツでは感じられない心地良さを感じられることがよかった。この心地良さはゆっくりとした動きだからこそ感じられるもので、バランスをとりながら調和を図ることによって感じられる内なる充実感と、お仲間から発せられる温かい外の気が相まって、穏やかな気に包まれるために感じられるのではないかと思う。陰陽虚実を意識すると、意志をもって行動していると思っていたことも、実はそうであることが自然だからそのように動かされていたように感じられ、今後の生き方も焦らず、自然に任せ、川の流れのように逆らわずに、その時できることをただひたすらにやっていけばよいのだと思えたことが、太極拳をやってよかったこである。心も体も解き放たれるのがとても良いと思う。

(H.K.さん 50歳 女性)

  

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