11月3日(日)~4日(祝)、「第16回なにわ友の会」一泊研修会で、奈良の十津川村に行ってきました。台風による不安定なお天気でしたが、2日間とも傘の出番がなく幸いでした。大阪城公園駅前より24名がバスに乗り込み出発。色付き初めた山々を車窓から眺め、先ずは丹生川上神社 下社に参拝しました。
天武天皇より「祈雨、止雨の神」として創建された古社で、境内には白馬と小さな黒馬が私たちを迎えてくれました。2012年6月、紀伊半島豪雨被害からの復興などを願い、白馬献上祭、続いて黒馬献上祭りも560年ぶりに復活したそうです。
「晴天と白」「雨雲と黒」と言われるように、祈雨時には黒馬、雨止時には白馬との意味合いを込め奉納されたそうです。昨今の自然災害も人の力ではどうすることもできません。古代の人々が神に祈ったように、現代の私たちも念じずにはいられません。
昼食は黒滝茶屋で奈良名物の柿の葉ずしを頂き、次に名水百選にも選ばれた天川村の〝ごろごろ水〟に立ち寄りました。きれいな美味しいお水に一同大満足でした。そして、洞川温泉街を散策して、大峰山第一の水行場である龍泉寺にも立ち寄りました。本堂と太鼓橋の朱色と真っ赤なもみじが調和して見事です。「わぁ、きれい」感嘆のこえがあがりました。あまりの美しさに、ここで写真を撮りました。
次に日本三大弁財天のひとつ天河大弁財天社で、茶木康晴師範の先導により静かでゆっくりとした太極拳を奉納しました。芸能の神様と言われるだけあり、私たちの太極拳もレベルアップしたのではないでしょうか。
十津川温泉ホテル昴に到着したのはもう陽が暮れてからでした。懇親会は茶木師範、続いて飯森節子会長の挨拶から始まりました。茶木師範の開講された弁天町教室、クレオ北教室共に今年で20周年を迎えられました。私の教室も同じように続けたいと思いました。ビンゴゲーム、カラオケ、最後は師範の歌に合わせて踊りの輪ができ、大いに盛り上がり終宴となりました。温泉はとても良いお湯でした。
二日目は恒例の早朝稽古で始まり、朝霧の野外舞台上で、24名の気が一つになり気持ち良く太極拳ができました。
ホテルを後にして玉置神社に向かいました。標高1076mにある本殿に着くまでに、鳥居をくぐり神気に満ちた山道を20分ほど奥に進むと、杉の巨樹が私たちの目に飛び込んできました。境内には樹齢3千年と言われる老樹大樹が杜となり、荘厳な玉置神社の社殿には熊野三山の奥の院と言われる品格がありました。
最後に日本一長い鉄線の谷瀬の吊り橋では、「皆で渡れば怖くない」とはいかず(笑)本当に怖かったです。大阪城公園駅に着いたのは、予定通りの5時半でした。美しい自然の美に触れ、すばらしい仲間との交流で心も身体もリフレッシュできました。皆さん有難うございました。
南埜成子記
コメント