楊名時先生三回忌追悼大会

好天となった6月23日、楊名時先生の三回忌追悼大会が開かれました。梅雨の貴重な晴れ間、主催者と参加者にとって何よりも嬉しいことでした。天に感謝、感謝です。これも楊名時先生のお導き下さったものと、思います。

 楊名時先生に一分間の黙祷を捧げてから、大会が始まりました。いつもの稽古の流れにのっとって、八段錦、太極拳24式を心を込めて演舞しました。天井が高く明るい会場に穏やかな気が漲り、見事な太極拳でした。型と呼吸の間合いが合い、個々の太極拳でありながら大きな流れの中に溶け込まれ、大調和の世界を作り出しておりました。参加者一人一人の楊名時先生に対する感謝の念が、大きな志となって会場に溢れ出たのだと思います。

 帯津良一先生のご講話は、いつ拝聴しても素晴らしく、命の場を日々高めていく方法論として太極拳があるとのお話は圧巻でした。参加者も大きく頷いておりました。

 急用のためご欠席された河野太通ご老師に代わり、楊麻紗先生のお話も胸を打つものでした。楊名時先生が日本武道館を引かれたいきさつ、故中山正敏先生との師弟の絆、帯津良一先生との深い信頼関係など、麻紗先生ならではの内容でした。

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