2017年新春稽古

<動く禅・Moving Zen> 楊名時太極拳を学びたい 楊名時太極拳 24式 八段錦  楊家養心太極拳 2017年新春稽古 1月4日 01  楊名時太極拳24式  八段錦 

雲ひとつない青空となった1月4日、東京・綾瀬の東京武道館において、「楊家養心太極拳新春初稽古」が行われました。楊麻紗は今回も赤帯を締められ、一段と晴れやかで凛として見えました。

 ドドーンという大太鼓の音を合図に列を整え、田村久夫師範の音頭により威勢の良い一本締めで初稽古が始まりました。続いて師家・楊麻紗先生の「新年好」の挨拶のあと、全員で立禅、甩手、八段錦、太極拳を調身・調息・調心を求めて舞いました。

 麻紗先生のご講話は、楊名時先生がお好きで良くお話されたという『論語』の中から、「三省」についてでした。この三省は曽子が語られた「吾れ日に三たび吾が身を省みる」からきている言葉です。そして、その反省する内容は<人の相談ごと対して親切にしてあげたか、友との交わりは誠であったか、十分に習得していない事柄を教えていないか>、という意義深いものでした。因みに曽子は孔子晩年の弟子で、その人柄は篤実であったと伝えられています。また、東京の大手三省堂書店の店名は、この曽子の言葉から採られたそうです。

 続いて、麻紗先生による参加者紹介では今年の参加者は85名で、岡山、岩手の遠路からの参加者には、大きな拍手が上がりました。

 そして、今年から80歳以上の方々をお祝いして表彰状の授与が行われ、16名の該当者の中で91歳の方が2名おりました。中国のことわざに「益寿延年」というのがあり、年をとっても老けないで若々しく生きることができる意味ですが、16名の方々はまさしくその通りだと思いました。

 休憩のあと、二重の円をつくり「百華拳」を楽しく舞いました。続いて、師範の方々とその他の方々に分かれて演舞を行いました。師範の演舞は全員道着で、稽古の年輪が表出した素晴らしい演舞でした、と麻紗先生から褒められました。また、その他の方々の演舞も流れるような動きで、精進の跡が見られとても良かった、と講評されました。

 最後に、八段錦と甩手と立禅を行い新春初稽古は終了しました。天気良し、会場良し、仲間良しの三拍子そろった新春ならではの稽古でした。

                        竹田朝子記

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