この上もない小春日和に恵まれた11月20日、竹内彰一師範一門の「気功太極拳大会」が開かれ、私・楊麻紗が招かれました。楊名時先生が出席されて始まった第1回から数えて、今年は33回目に当たるそうです。会場は昨年と同じ「サンライフ練馬」体育館で、大勢の仲間が参加しました。
竹内彰一師範は今年80歳ですが、顔の色艶が良く、眼鏡もかけず、背筋がピーンとしており、とても80歳には見えません。そして、竹内師範の風貌とゆっくりとした語り口が楊名時先生に似てきているように思いました。
さて、大会の内容は立禅、甩手、八段錦は一人ずつ熟練者が前に出て先導し、全員で行いました。続く気功太極拳24式は私が先導して、全員で演舞しました。ゆったりとした流れで、とても気持ちよかったです。
師範2人を含む6人による昇段審査では、歩型の基本である「弓歩」が全員しっかりとできており、感心しました。師範レポートも、竹内師範の指導が行き届き、楊名時先生の教えがしっかりと書かれており、改めて楊名時先生の心(人の幸せをも祈りながら太極拳を舞う)を思い出しました。
私の話は、楊名時先生が26歳ごろ盲腸の手術後にヘルニアになり、それを70歳過ぎまでそのままにしたことで腸閉塞を起こし、緊急手術となったこと。その手術の際の輸血が元でガンになり、80歳で亡くなってしまったが、楊名時先生の細胞は年齢より若かったこと、など話ました。皆さんが喜んで下さったと、後日竹内師範よりお電話がありました。
最後に、健身気功八段錦を全員で2回行いました。穏やかな日和の午後、有意義で楽しい気功太極拳大会でした。
楊麻紗記
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