2022年新春初稽古

楊家養心太極拳・百華拳

抜けるような青空に恵まれた2022年1月4日、2年ぶりに新春初稽古が東京綾瀬の東京武道館で開催されました。コロナ禍の中での感染予防のため、定員を50名に絞っての開催でしたが、参加者の皆さまはコロナに負けず元気で、再会を喜ぶ笑顔に溢れていました。
 2年ぶりの会は、上石神井教室の栗山一雄さんの開始を告げる太鼓、岩城イク子師範の司会、田村久夫師範の力強い一本締めで始まりました。
 天井が高く明るい会場で八段錦、太極拳24式を全員でゆったりと舞う中に、新年ならではの気の引き締まった清々し気の交流がはかられ、気持ちよく行うことができました。
 楊麻紗先生のご講和は、楊名時先生がよくお話しされた「一を以て之を貫く」という『論語』の孔子の言葉でした。孔子が言う一とは「忠と恕」のことで、忠は真っ直ぐな心、恕は許す心を意味しています。楊名時先生が孔子の言葉を大切にする真意は、八段錦と太極拳の二つを永く稽古を積むことによって、道、即ち迷わない心を培うことができるからです、と結ばれました。
 次に、80歳以上で元気に稽古を積まれている高齢者の表彰があり、今年は5名の方々が表彰されました。また、麻紗先生が教室別に参加者の紹介を行い、皆さまは拍手で歓迎の意を示しました。
続く百華拳では、会場に大きな一重の花を二つ咲かせました。今年は密を避けて一重の輪でしたが、来年はコロナが落ち着き、二重の花を咲かせたいものです。
 後半の八段錦、太極拳24式を全員で舞い、楊砂織師範の閉会の辞をもって、2022年新春稽古は、皆様の同心協力により無事終了となりました。
 参加者の皆さま、役員の方々に心より感謝申し上げます。

文:事務局/写真提供:有村 祐香さん、 事務局

2022.01.30

楊名時太極拳・八段錦   第二段錦「左右開弓似射雕」
楊名時太極拳24式・「野馬分鬃」
楊名時太極拳24式・「単鞭」
楊名時太極拳24式・「海底針」
楊名時太極拳・八段錦   第六段錦「両手攀足固腎腰」





   



   



  

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