写真提供:牧野 智子さん
寒波の中にほっこり春の日を賜った2月11日、「2015年養心会新年懇親会」が開かれました。会場は上野公園にある西洋料理の老舗上野精養軒・桐の間です。ご招待の帯津良一先生はじめ、岡山、大阪、愛知常滑・大口町の遠路からと東京近隣のお仲間が大勢集まり、養心会らしい和やかな会となりました。
楊麻紗先生の挨拶は楊名時先生が空手の大会で負けた後輩と、100歳になった時にもう一度勝負をしようと思い、その時の立会人に帯津先生をお願いしようと約束しました。どちらか先に亡くなった人が負けにしようと言うことにしました。後輩は73歳、楊先生は80歳で亡くなりましたから、楊先生の勝ちと言うことになりますが、お二人とも100歳まで生きる約束は果たすことができませんでした。
また、帯津良一先生は養生についてお話くださいました。養生とは「粋」に生きることで、粋の意味にはまず、いきいきと生きることが含まれる。次に、人に譲るひろい心。そして、放棄、すなわち諦めることが大切である、と滋味にとんだ内容でした。
82歳の下村のぶ子海竜社社長は相変わらずお元気で、乾杯の音頭をとってくださいました。また、余興で竹内彰一師範は、「楊式太極拳26式」を披露してくださり、すばらしい演舞に拍手喝采でした。常滑の杉江満寿夫師範、大阪の茶木康晴師範、大口町の長谷川房子師範にもスピーチをいただきました。恒例の服部洋之師範の「太極拳経」の暗誦は、可愛い2人のお子さん連れで行い会場を沸せました。
当日参加者の中で最年長は88歳でした。気学の暦は立春から始まりますが、今年は<三碧中宮>で、世の中が明るさと発展に向かう意味を表しているそうです。皆様にとって今年が元気で明るい年になりますよう、そして養心会の益々の発展を祈念して、2015年新年懇親会はお開きになりました。
養心会事務局
写真提供:浅岡 隆三さん
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