去る5月20日、鹿児島県出水市総合武道館で、肥薩友好会第8回研修大会が開催されました。今年は、暑くも寒くも無く動くにはもってこいの日でした。肥薩友好会会員80名、遠方より、楊麻紗先生、杉江満寿夫先生、松尾嘉男先生他、一三名の方にご参加いただき、総勢100名近くの研修大会となりました。
全員での八段錦、24式の合同稽古の後、肥薩友好会全員による演舞披露。東京、常滑、大阪の皆様による演舞披露の後、まず、師範審査。次に凖師範以下の審査を行いました。今回は、師範7名、凖師範6名、中傳6名、初傳4名が誕生しました。
楊麻紗先生の講演は「人体の五つの流れ」で、中国の教えとして、人体には、「一、血液の流れ、二、気の流れ、三、リンパの流れ、四、呼吸の流れ、五、尿の流れ」があり、太極拳をやることで、気血の流れが良くなり気を感じるようになる事。故楊名時先生が、気の波動を強く感じられる方であった事など興味深い話をされました。又、「攬雀尾は、川面を撫でるような感覚で。雲手は、空気と遊ぶような感覚で。太極拳の最終の目的は、形だけではなく、自分の気と室内の気を合わせて、気持ちよく動くこと」等、故楊名時先生の教えを説かれました。
懇親会は、オープニングの詩舞に始まり、常滑、東京から参加された方による三線、歌、舞「花」。会員によるフラダンス、踊り「激しい恋」震災の支援歌として作られた「サンバおてもやん」宮崎民謡「いもがらぼくと」で、大いに盛り上がり、最後に、ハイヤ節を全員で踊り、養心会の発展を祈っての甚句調一本締めで閉会し、楽しい一夜に幕を降ろしました。謝謝。
肥薩友好会 柊野妙子
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