第13回楊家養心太極拳とこなめ合宿交流会

楊名時太極拳を学びたい 楊名時太極拳 24式 八段錦  第13回楊家養心太極拳とこなめ合宿交流会  2020年01月18~19日 01                                           「楊家養心太極拳」では、のれん分けして下さった楊名時先生のお心を大切にして、楊名時先生の型と志をより深く継承していきます   -   楊名時太極拳の王道を歩んでいく

なごやかな中にも緊張感漂う会場に榊原敬三師範によるとこなめ大会恒例の〝ほら貝〟が鳴り響き、華やかに開会宣言! 昨日までの雨も上がり「第十三回楊家養心とこなめ合宿交流会」が知多市勤労文化会館にて、一月十八・十九日と盛大に開催されました。

県外からは東京・大阪・奈良・鹿児島、県内からは大口町・名古屋市、知多半島からは三市(知多・常滑・半田)・四町(武豊・阿久比・美浜・南知多)、総勢二0四名の皆さんが参加されました。

楊家養心太極拳師家・楊麻紗先生をお迎えし、審査会・各教室の演舞披露など交流会を通じ、会員相互の交流目的として開催されました。

午後一時、大会開催の辞に続き、主催者挨拶で杉江満寿夫・太極拳とこなめ代表から、「昨年十月十二・十三日と行われるはずの大会が台風のため一月十八・十九日に延期されました。冬期開催なので心配していましたが、多数の方にご参加いただきました。今この会場、気場が高く気が共鳴しています。帯津先生は気場が高いところに身を置きなさい、といつもおしゃっています。明日観光に行く篠島も気場が非常に高いところです。元気になって帰って下さい。」とご挨拶されました。

来賓挨拶では、楊麻紗先生から大会が延期されたことによる係わった人達への労いの言葉がありました。そして「名時先生の教えは、技の競い合いではなく心が大事、技をまねするみとり稽古が大切です。みんなの心と体が和やかに癒されて気持ちよくなり気場が高まります。」とのお話がありました。

知多サザンシニアライオンズクラブを代表して私も一言ご挨拶させていただきました。

次に、参加グループごとの紹介。全体稽古、始めは全員で、次はグループに分かれての八段錦。

そして、楊麻紗先生による模範演技です。参加者全員、少しでも前で間近で演舞を!との思いで、麻紗先生の優雅で美しく神秘的な演舞に息をひそめ見入っていました。

その後の審査では師範八名・準師範七名・指導員四名・奥傳十三名・中傳十名・初傳三名、総勢四十五名です。張りつめた空気の中、麻紗先生の十字手からの先導で審査演舞が始まりました。私も準師範を受けさせていただきました。初めは緊張していましたが、だんだん平常心にもどりいつもと変わらず演舞ができました。免状授与では、師範の方々は麻紗先生から一人一人に授与されました。麻紗先生のご講評では「次の動作に入るときは動作が停まらないようにのばしていくようにするとよい。そうすると連動しているように見える。この動作が体全体でできるには五~六年かかりますが長く続けることが大事です。」とご指導いただきました。

審査後、和らいだ雰囲気で麻紗先生・杉江先生を中心に参加者全員の写真撮影をしました。

次は、グループごとの演舞披露です。まずは東京グループです。麻紗先生率いる東京組と柊野先生率いる肥薩の皆さん二十名、一糸乱れぬ演技には〝素晴らしい〟の一言! 大阪・奈良グループ十五名の皆さん、落ち着いた演舞! 大口町グループ四十三名、大勢の参加ですがさすがの演舞で圧巻! 最後は地元とこなめ他グループ一二八名、杉江教室・武豊・日進・名古屋他の皆さん、道着・グループごとの同心協力の色とりどりのTシャッでの演舞は、会場狭き中で気場も高まり心地よく演舞させていただきました。

いよいよ最後は、麻紗先生によるご指導・部分稽古です。「⑯左下勢独立」「⑰右下勢独立」です。足の出し方、足の開き方、足を引きずらない等のご指導をいただきました。

そして、全体で八段錦の後半をして、午後四時。三時間あっという間でした。

司会者から「麻紗先生はじめ参会の皆様のおかげで充実した素晴らしい交流会でした。来年またお会いしましょう。」割れんばかりの拍手で一次会は終了しました。

夜の懇親会は午後五時から約九十名が参加されました。知多太極拳四名による舞踊〝島ぬ祝デンサー〟から始まり、恒例の大口町の皆さんによる〝扇太極拳二十四式〟、譚董さんによる〝四十八式太極拳〟は素晴らしかったです。

肥薩友好会の皆さんによる〝焼酎天国Ⅱ〟の踊り、恒例の沖縄民謡、地元からはコントあり、〝岸壁の母〟になりきっての名演技、踊るポンポコリン、パプリカ、マジックショウ等。

最後は大阪の皆さんの先導で全員による〝河内音頭〟で会場は大変な盛り上がりでした。夜の懇親会もあっという間の二時間半、大盛況でした。

2日目は篠島観光です。マイクロバス三台で。お天気も昨日に続き快晴、観光日和です。師崎より観光船で篠島へ。波も穏やかで神島や渥美半島伊良湖岬まではっきりと見えました。篠島では篠島太極拳の皆様の大歓迎のお迎えです。荷物を置き、まず神明神社と八王子社に参拝です。二社とも伊勢神宮の式年遷宮に合わせてその古材によって二十年ごとに改修が行われているとの事。小さな島に二つも神社があるのは日本でもめずらしいとの事です。

その後、時計台にある広場にて神島・渥美半島を目前に、沙織先生と杉江先生のご指導で太極拳を。波の音を聞き、太陽の光を体全体に浴び、自然の気もいっぱいいただきながらの太極拳は超気持ちよかったです。めずらしい雲も見ました。雲の端が太陽の光のかげんで虹色に。

〝彩雲〟と言うそうです。食事は海の幸満載のお寿司としらす丼の二グループに分かれていただきました。どちらも大満足でした。

その後、島の観光です。島と言えども山です。山の頂上にある歌碑公園から見る松島は、〝日本夕日百景〟にも選ばれたすばらしい島です。島のところどころには昼食にも天ぷらでいただいた〝明日葉〟がいたる所に自生していました。自然豊かな島の観光は少しきつかったですが、気持ちよかったです。おみやげにはワカメ、しらす。島のりなどを買い求め一路常滑へ。

何もかもが私たちを大歓迎してくれた篠島観光。篠島の皆さんありがとうございました。

2日間にわたる交流会はお天気にも恵まれ無事に楽しく大盛況にて終えることができました。皆様のおかげです。有難うございました。

 次回、第十四回とこなめ大会でまたお目にかかりましょう。 謝々!

文:加賀井 和子さん

2020/2/25

コメント

PAGE TOP