師家楊名時先生が亡くなられてから7月でまる3年になろうとする6月14日(土曜日)、先生に感謝を捧げ、先生のご遺徳を偲ぶ太極拳交流の集いが催されました。
梅雨時とは思えない、吹き渡る風も心地よい快晴に恵まれました。
「楊家養心太極拳」の幕の下、正面に楊名時先生が微笑まれているお写真が飾られ、いつも私達とともにいて導いてくださる先生をいっそう身近に感じられる会場で、一同による黙祷で交流大会が始まりました。
今年は名古屋をはじめとする遠路からもはるばる多数の方々がご参集くださり、参加者は昨年を大幅に上回りました。
八段錦、太極拳24式を全員で舞い、参加者の心がひとつとなってまことに清々しい気で満ち溢れました。
帯津良一先生のご講話では、皆の第一の関心事である健康のトピックスについて、時に笑いを交えてお話しくださいました。
後半に行なわれた師範の皆様による演舞は、“気”と“間”が一つにまとまった練熟の味、またそのあとの経験の浅い皆様による演舞も、楊先生のお心を受け継いでいこうとする気持ちでいっぱいの演舞で、両方をご覧になった楊名時先生の“大好(タイハオ)”と仰ってくださる声が聞こえるようでした。
交流会を重ねるごとに、同心の皆様との心のつながりが深まってまいります。
楊家養心太極拳が心ときめく養生の場であることがますます実感された、素晴らしいひとときとなりました。
牧野智子記
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