2014年の新春初稽古が、1月7日(火)東京・綾瀬の東京武道館で開かれました。寒中の平日にも関わらず82名の参加者が集まり、広く明るい会場で、新春の初稽古に相応しい清々しい白鶴の舞ができました。
大太鼓の音と共に整列し、一本締めの後はいよいよ稽古の始まりです。楊麻紗先生は挨拶の後、準備運動の立禅や八段錦を行わずに太極拳を舞うハプニングがありました。ご講和の中で麻紗先生は「今日のように、準備運動をしないで太極拳を行った場合と、ちゃんと準備運動をした場合の心身のほぐれ具合が、いかに大きいかが改めて理解できたのではないでしょうか。稽古の順序を考案した楊名時先生に感謝いたしましょう。そして、今年一年が穏やかでありますように」と話されました。
また、今日は五節句の中の最初の「尽日」という日で、七種の若菜を入れた熱いスープを飲むと、一年無病でいられるという中国の俗言を紹介され、この風習が日本では七草粥になったこと。そして、竹内彰一師範の年賀状を引き合いにして、気功や健康太極拳を稽古する時は、南に向かって行うことの大切さを気学と方位学を交えて話され、古代の中国人の知恵を知ることができました。
全体稽古の後、師範とその外の皆さんに分かれての演舞は大変参考になり、稽古の年数は人を決して裏切らないことを強く思いました。森羅万象が
改まる年の初めに、凛とした会場で柔らかな気を満身に浴びながら、心を一つにした養心会の仲間と稽古することの素晴らしさを、強く感じた新春初稽古でした。
皆様に感謝、感謝です。
事務局記
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