稽古の進め方(稽古順)
楊名時先生は太極拳を「動く禅」と名づけ、そのための稽古の進め方(稽古順)を考案しました。楊名時太極拳の稽古順は、気功の原則を踏まえて心の安静を計る「立禅」から始っています。また、中国古来の気功の八段錦で心・呼吸・動きを結びつけることにより、太極拳にスムース入ることができます。従って、部分稽古を先にやったり、立禅を抜かして通し稽古、または八段錦を省略したりすると、心と体がアンバランスになり、型が崩れたりして効果が半減しますので、稽古順を守りましょう。楊名時太極拳の稽古順(流れ)にはストーリー性があり、健康法の稽古として最適だと思います。