楊麻紗先生が行う稽古指導「双峰貫耳」
稽古 楊名時太極拳・八段錦「左右開弓似射雕」
この上なき幸運 音楽堂で太極拳
10月16~17日に行われた西武コミュニティ・カレッジ主催の「音楽堂で太極拳 満喫の八ヶ岳」の研修会は、30名の参加者があり、これ以上はないほどの幸運に恵まれました。
第一は、すばらしい秋晴れに恵まれたこと。前日は台風19号の余波で、関東地方はぐずついた寒空でしたので、皆で好天を喜び合いながらバスは池袋を出発、一路、宿泊先の八ヶ岳高原ロッジに向かいました。
第二は、真っ盛りの紅葉に出会えたこと。日本一標高の高い野辺山駅から八ヶ岳を左に見て、高原ロッジまでは赤・黄・緑の紅葉街道で、バスの中は「わあーきれい!きれい!」という歓声の連続でした。ロッジの話によると、今年の紅葉は例年より一週間早いそうです。17日の早朝稽古は、ロッジの紅葉の庭で行いました。
第三は、富士山の初冠雪が見られたこと。研修会場の音楽堂から見る初冠雪の富士山は、秀麗の中に凛とした気高さがあり実に感動的でした。研修会が始まる前に、初冠雪の富士山を全員で見ました。この後の研修会がいつもより充実していたことは、いうまでもありません。
第四は、満天の星空鑑賞会ができたこと。秋の空は変わりやすく、ましては山の近くはなおさら変わりやすいのですが、8時から始まった鑑賞会は雲がなく満天の星空でした。ロッジのベテランの解説員が、星や星座についていろいろ説明してくださいました。解説員の指示に従い空を見上げる前に下に向き目をつむり、1分後に星を見上げると、あら!不思議。星の輝きが一段と増し、はっきりと見えるではありませんか。北極星、カシオペヤなどはすぐ分かりました。天の川も見ることができ宇宙の広さを実感。「空に星が浮かんでいると思うでしょうが、実は星の間に空があるんですよ」という解説員の言葉が、印象に残りました。
今年の「音楽堂で太極拳 満喫の八ヶ岳」の研修会は四の幸運に恵まれ、大成功を収めました。主催者、参加者、そして天地に感謝します。
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太極拳初冠雪の富士を見て 満天の星の高原秋冷ゆる
養心会師家 楊 麻紗
朝稽古 紅葉に囲まれて
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