今年も鶴の里、出水市の武家屋敷跡で、11月3日に出水郷第三代地頭山田昌巌翁の遺徳を偲ぶ祭り「山田昌巌347年祭」が開催されました。
この祭りは江戸時代の儀式の再現を中心に、出水市に残る郷土芸能や古武道などを披露するもので、毎年この時期に開催され、うどんやたこ焼き等の屋台も立ち賑わいます。楊家養心太極拳は、故楊名時先生が、中国の太極拳を素として、日本の空手道との融合を図られた楊名時太極拳の流れを組み、日本の武士道に値するものとして、特別に参加を許されているものです。そういう意味で、指導者以上は、空手着での参加になっています。
前日の夜まで雨が降り、天気が危ぶまれましたが、当日は、雨も上がり、青空に白い雲がゆっくり漂う最高の天気となりました。私たち総勢80名は、しらすを敷き詰めた中、素足で楊家養心太極拳を披露しました。大地の気が足の裏から体内に流れ来るのを感じながら、気持ち良く演舞することができました。観客の皆様も熱心に見て下さり感謝でした。
出水市は、鶴の渡来地として有名で、今年も既に一万4千羽を越える鶴が飛来しています。鶴見学と武家屋敷の散策、皆様もゆったりとした時間を過ごしに、是非鶴の里「出水」にお越し下さい。
肥薩友好会事務局 柊野妙子
2014/11/18
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