去る5月14日、第8回草加八段錦・太極拳研修会が開かれました。「本日は晴天なり」と天空から楊名時先生の声が聞こえてくるかのようです。会場では、同学の皆さんが、整列したなか、真壁美沙子師範より開会の挨拶がなされ、つぎに楊家養心太極拳・楊麻紗師家による挨拶を頂きました。壇上の楊麻紗先生に気息を合わせて立禅- 甩手(スワイショウ)-前半の八段錦と動いて心と体の整ったところで、楊名時太極拳24式を全員で舞いました。大河の流れのような太極拳に相応しく、静かで穏やかな気が流れていました。家族演舞披露は草加の会のみ特別に行われ、好評をいただいております。
第二部は楊麻紗先生による講和からの始まりです。「楊名時先生は陽の気をいつでも好み、陰の気は大嫌いであった話」、「教室における授業のあいだのお話の時間を、とても大事に考えていたこと。楊先生の独特のオーラと語り口で生徒を癒していたというお話」、「小川睦子師範の楊名時太極拳における熱心な指導を称え、また感謝の気持ちを忘れてはなりません」と話されました。
グループ演舞は二組に分かれて披露され、師家からは全体で舞った時と同じく、両組共に物音ひとつせず静かで穏やかないい太極拳でしたと評されました。
ただし、左右の低い姿勢の動きのあたりから、ばらつきが見えるとのことで、直接ご指導を頂いて、参加者の皆さんは、この機に体得しようと懸命な様子でした。後半の八段錦を行ったあと、佐久間登会長からご挨拶を頂いて一本締めで閉会の運びとなりました。
養心会事務局
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