篠島合宿交流会―――大成功でした

 11月16日、17日、愛知県篠島で養心会の合宿交流会が開かれました。天気予報では16日から寒くなるとのことでしたが、二日間とも穏やかな小春日和に恵まれました。楊名時先生が天上から晴れさせて下さったのだと、思います。船着場では大勢の島の仲間の賑やかな出迎えを受け、私たちは感激しました。

 今回の合宿交流会は、養心会として初めての行事です。杉江満寿夫先生が主催してくださいました。杉江先生の篠島のお教室の皆さんを中心に、近隣の指導の先生方に呼びかけて行なったものです。大阪からは茶木康晴先生が参加してくださり、東京からは25名の参加者です。限られた方々にしかお知らせしなかったにもかかわらず、予想をはるかに超える方々が集まったとのことでした。

 16日の午後の全体稽古は、圧巻でした。太極拳を15分かけて、ゆったりと行ないました。

呼吸と動きと心が統一され、間合いも合っていました。それは一人の指導者のもとで稽古をしているようであり、まるで大河の流れのようでした。全体稽古の後、万葉の丘から薄茜色の夕日を眺めました。柔らかく暖かい夕日でした。

 夜の懇親会は、爆笑!爆笑!大爆笑!篠島の皆さんのパワーと人情の温かさに、泣き笑いの連続で、3時間があっという間に過ぎました。

 17日の早朝稽古、海はベタ凪ぎ。島一番のロケーションの浜辺で太極拳の稽古をしました。リズムを刻む静かな波の音。大空いっぱいに広がる薄く優しい雲。時折さす柔らかな日差し。その中にいると、大自然の懐に包まれているように感じます。最後の[立禅]の時は、全員が両手を大きく天に向けて広げ、天のエネルギーをもらいました。

 全体稽古、師家の模範演舞、審査、仲間との交流、島の観光などの盛り沢山のスケジュールが、滞りなく終わりました。[今までにない、充実した交流会でした]と、参加者が口を揃えて語るように、今回の合宿は大成功でした。天・地・人に感謝!感謝です!

楊砂織記

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