師範審査レポートより(2)

「太極拳をやって良かったこと」の続きです。

持病の喘息がよくなった

私は30歳中ごろ、喘息の苦しみで入退院のくり返す日々でした。 主治医の紹介で、楊名時太極拳師範の某先生との縁を頂きました。「覚えても覚えなくてもいいのよ。上手も下手もないしね。自分に無理をせず、続けていると体にいいのは確かよ。一緒に動きましょう」という先生の言葉に励まされて、涙を流し命がけで太極拳の稽古に参加させて頂きました。

 出会いから23年の月日を重ねて、今ある命、太極拳のお陰で呼吸をし生かされています。あの時の苦しみの涙が、今は喜びの涙に変わりました。“ありがとう楊名時太極拳”感謝感謝でいっぱいです。

故楊名時先生が常におっしゃられた「本日は晴天なり」のお言葉を忘れることなく、今日という一日を大切にしたいと思います。そして、仲間と共に楽しく、自分の出会いの原点を決して忘れることなく、感謝の心でこれからも楊名時太極拳を学ばせて頂きます。命の太極拳。

(S.T.さん  62歳 女性)

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