晴れた4月21日(日)大阪市鶴見区民センターに於いて、「なにわ友の会」主催の第14回健康太極拳交流会が開催され、161名の仲間が集いました。
松尾嘉夫会長の開会の挨拶、そして茶木康晴最高顧問からいつもの「元気ですか!」とのかけ声と挨拶をいただき交流会が開始されました。
まず茶木師範の先導で、立禅・甩手・八段錦・太極拳24式を、舞台上の師範の方々と共に参加者全員が演舞し、心地よい緊張感でのスタートとなりました。
今回も東京・愛知・奈良からご参加いただき、参加者が8つのグループに分かれて、順に舞台上で演舞をご披露いただくことになり、午前の部は地元大阪の3グループの皆様が、日頃の息の合った演舞を披露されました。
続いて、気功の大野雄亮講師によるホリスティック気功の時間です。手掌に氣を集めたり、ペアを組んで氣を伝える実技指導をしていただきました。
この後、会場に到着された楊家養心太極拳師家の楊麻紗先生を拍手でお迎えし、引き続き茶木師範から天寿健康太極拳の創作演舞(単鞭から雲手を前向き→左→後→右向きと変化)をお披露目いただいて、午前の部の締めとなりました。
午後の部は、楊麻紗先生と東京の皆様に演舞をご披露いただき、快い空気の中で始まりました。
続いて、皆が心待ちにしていた麻紗先生の模範演舞となり美しい「白鶴の舞」をご披露いただきました。その後のご挨拶では、今日のワンポイントは雲手と思っておりました。先ほどの茶木先生の演舞「四方の雲手」を拝見して、久々に世阿弥の離見の見(演者である自分を客観視する、背面にも目)を思い出しました。楊名時先生も能の所作に関心がおありでした、と懐かしむお言葉をいただきました。
さあ~師範審査です。今年は三輪紘子教室の仲谷はるみさんが審査に臨まれて、緊張感ただよう空気の中、落ち着いた演舞でめでたく合格されました。
次に麻紗先生のワンポイントレッスンです。④楼膝拗歩(膝を払う手と腰の回転)と⑨単鞭⑩雲手(手の虚実と呼吸を合わせてバランスをとる)を繰り返し丁寧にご指導いただきました。
この後、茶木師範の天寿健康太極拳「座式太極拳12式」を舞台下での演舞となり、会場の皆様も同じように動いておられ、座式での足の動きまで気付いておられて感心致しました。
後半のグループ演舞は、地元大阪2組と三輪教室・平山裕子教室・杉江満寿夫教室・長谷川房子教室の皆様での演舞となりました。お元気な杉江先生と皆様の揃った演舞には太極拳の力強い美しさを感じました。
最後は、麻紗先生にご先導いただき、太極拳24式、八段錦・立禅・甩手で終わり、多くの事を学んだ充実した交流会となりました。
交流会終了後、大阪城近くのツイン21ビル38階のレストランに会場を移して懇親会を開催しました。
麻紗先生からご挨拶をいただく中で、太極拳をされている方は皆様本当に若いとのお言葉を受けて、最高齢で卒寿を迎えられた飯森節子先生を皆が拍手で祝いました。続いて、長谷川先生の乾杯のご発声で皆様渇いた喉を潤しました。各教室の先生方から順に出席者の方をご紹介いただくなど、和やかな雰囲気の中、脇本祥生師範の安来節で更に宴席が盛り上がり、楽しいひと時を過ごすことができました。
ご参加いただきました皆様に感謝致します。
なにわ友の会 河盛 惠子記
写真提供: なにわ友の会、養心会事務局
2019/4/30
師家 楊麻紗先生による楊名時太極拳24式の演舞
座式太極拳12式の演舞
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