①「掌」(zhǎng)
楊名時太極拳24式には、三つの手の形があります。
今回は、その①「掌」(zhǎng)について楊名時先生の解説に基づいて説明します。
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「掌」は24式の中でもっとも多くでる手形です。
主なポイントは:
※1 手の5本指の間を自然にひらきます。
※2 親指と人差指の間にUの字の形をを作ります()。
※3 仮想ボールを抱えるように、手のひらにをもたせなす。
※4 人差指あるいは中指のどちらか一本の指に意識を置きます。
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それでは、楊名時先生の解説:
運之於掌
体全体を運ぶのは、手のひらにある、ということですね。「運」は運行すること、運ぶこと、運用すること。手のひらを「手心」、手の甲を「手背」と言いますが、手のひらには労宮をはじめとして大事なツボがたくさんあります。この手のひらに気をこめて、体を運ぶのです。
人間の手は、ちょうど、あひるが水中を泳ぐときの足かきのように、体を動かすときに体全体のバランスをとり、船のかじのような役目をするのです。太極拳では、この自然の理に従って体を動かし、バランスをとる上で、手のひらを大事にしているのです。
『楊名時の生きる心 動く心』より(楊名時作、海竜社出版、1993)
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皆様、是非ご参考にしてください。
楊砂織師範
コメント
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