「ドン・ドン・ドーン」太鼓の音とともに新春稽古が始まりました。1月4日午後2時より綾瀬の東京武道館、奈良・新潟など遠くからの参加者を含め百余名による平成20年養心会のスタートです。
会場は初稽古にふさわしく、天井が高く広々とした気持ちの良い武道場でした。麻紗先生の「新年ハオ!」に始まり、昨年9月に逝去された市川寿子先生 を悼み黙祷、楊名時先生が奈良の能舞台で演舞されている遺影に向かって座礼 を行い、麻紗先生のご挨拶、その中でNHKの調査で好きな言葉の1位が「ありがとう」次に「健康」・「幸福」と続き、これは楊名時太極拳の目指している目標と同じであるというお話がありました。
心からの感謝・ありがとうの気持ちはとても大切で太極拳の品格にもつながるものと感じました。
初稽古は参加者全員で八段錦と二十四式の演舞、清らかで大河の流れのように気の合った太極拳、不老拳を師範とその他の方々の二回に分けて行いました。参加した教室の先生方と生徒さんの紹介があり、後半は二十四式・八段錦を行い、気持ちの良さを満喫できた楽しく温かみのある初稽古で、あっという間の2時間でした。
楊名時先生の干支がねずみ年で、12年前のねずみ年に先生が書かれた「夢」の文字の写しを参加者全員が戴きました。
最後に養心会の発展を願い、武道場の高い天井に響き渡る全員での三本締めで閉会となり、太鼓の音とともに散会しました。
再見
(野田久子記)
又、先日参加者の方から一通のメールをいただきました。ここでご紹介します。
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本日の初稽古、ありがとうございました。
新春の稽古を、同じ志の皆様とすばらしい道場でご一緒できたことは、年の始めに、心にお年玉を頂いたような喜びでした。
この写真は、麻紗先生のお話とピッタリ合っていたので、思わずお見せしたくなりました。
初稽古の前の、まだ道場にほとんど人がいない一瞬の静寂の中、楊先生のお写真は、あの窓のある一角で不思議なオーラを放っているように私には感じられました。
牧野智子記
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