1月5日、2013年新春稽古が改装のすんだ東京武道館で開かれました。当日は寒さが厳しかったのですが、雪の新潟と愛知・知多の遠方をはじめ、東京近隣の仲間が大勢参加して太極拳の初舞いをしました。
大太鼓の音と共に整列して、田村久夫師範の音頭で威勢の良い一本締めから始まりました。全員で行われた八段錦・太極拳は初舞いに相応しく、流れによどみがなくとても清々しい動きでした。
私(楊麻紗)は今年の目標として、さまざまな動作をゆっくり行うことを話しました。順天堂大学の小林弘幸先生のご本の中に、ゆっくり動くと呼吸が自然とゆっくり深くなり、副交感神経の働きが高まり自律神経のバランスが整うため血流がよくなり、体のすみずみまで質のいい血液が流れ健康になると、書かれていたものをベースにした話です。太極拳の稽古の時だけでなく、日常生活にもゆっくりと動くことを心がけたいものです。
続いて行われた師範とその他の2組に分かれての演舞は、大変勉強になったと好評でした。新春稽古は凜と心がひきしまる中、参加者の気が醸し出す安らぎに満ちたものでした。感謝!!
楊 麻紗
コメント