寄稿 技芸天と「単鞭」
唐招提寺参拝、そして奉納演舞の後、東京組は楊麻紗先生と共に秋篠寺へ参りました。かねてより、楊名時先生がお慕い申し上げていたという技芸天にお会いするためです。その天女は国宝の小ぶりな御堂の中で、右手を胸のあたりまで上げ、ほんの少し腰をひねられて伏目がちで大らかなお顔でお立ちになっておられました。太極拳の「雲手」から「単鞭」に移る時の腰のひねりを、技芸天の何気ない仕草を参考にするようにと、楊名時先生がおっしゃられていたそうですが、なるほどなんともいえぬ自然で上品なお姿でありました。
