ディミトリ―先生をお迎えして

楊名時太極拳を学びたい 楊名時太極拳 24式 八段錦  奈良ウェルネス倶楽部の平山教室 ラドチェンコ・ディミトリ―先生をお迎えして 2018年3月7日 01 楊名時太極拳を学ぶならココ 楊名時太極拳24式  八段錦  

 好天に恵まれた3月7日(水)、ラドチェンコ・ディミトリ―先生が奈良ウェルネス倶楽部の平山教室にお越し下さいました。

 10時開始で2時間の講座ですが、いつも通りに太極拳24式を順番に進めて前半が終了です。

 ディミトリ―先生は最初から教室の皆さんの中に入って、お稽古して下さっていましたが、太極拳24式の時は前に立って一緒に先導してくださいました。ゆったりとした気の流れと気の通い合いを、いつも以上に感じながら舞うことが出来ました。

 休憩を挟んで後半の部分稽古で、稽古要諦の指導はディミトリ―先生にお願いしました。和やかな雰囲気で丁寧に分かり易く、ご指導していただきましたので皆さんも熱心に聞き入っていました。

 特に「右下勢独立」では足を斜め横に出す時の出し方のポイントと立ち上がる時の着眼の大切さを実際に動作しながら教えて頂き、皆さんも、無理なくバランスよく引きずらないで立ち上がれることを体感できて大変勉強になりました。また両手は腰に当てたまま「野馬分鬃」の弓歩で前進する練習は、新鮮で良かったのか、皆さん楽しそうでした。

 そして、いよいよディミトリ―先生の模範演舞のご披露です。凛とした心のこもった美しい白鶴の舞に感動の拍手が広がりました。初めて見られた方からは「腰の位置が低く、楊名時先生を思い出しました」との感想でした。素晴らしい演舞の余韻のまま、全員で収功をしてお稽古は終了です。笑顔で記念撮影を撮って、一階のレストランへ移動。ディミトリ―先生を囲んで昼食会となりました。

 そこで先生は朝の出来事についてお話を。先生は早朝から奈良公園へ行かれ、木の根元にコートを置き、道着で太極拳を舞っておられたそうです。そこへ鹿が近付いて来て、コートにじゃれていたらしいですが、最後まで舞い続けられたそうで、集中されていたのでしょうね。コートのポケットの中には、何と鹿革の名刺入れが入っていたとか!!光景が目に浮かぶようで、一気に盛り上がりました。

 最後に、先生からは「雰囲気が良くて、気持ちが良く楽しくお稽古が出来ました」と励みになるお言葉を頂きました。

 私達も初心に戻って、多くの事を学ばせて頂き、何よりも楽しくお稽古させて頂きました。

 ディミトリ―先生には貴重な機会を頂き、心より感謝申し上げます。 本当に有難うございました。

平山 裕子記

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