中傳の免状をいただいて

平成29年10月、見事に楊家養心太極拳中傳の免状をいただきました。この免状は、私がこの1年間、太極拳とともに歩いてきたという証なのであります。

と同時に、太極拳教室で私を導いて頂いた先生と仲間の方々の御指導の「証」でもありましょう。だからこそ免状には、「証(あかし)」と表してあるのでしょう。

ご縁があって先生と出会い、健康のためにと太極拳を習い始めました。健康のためにとはじめた太極拳ですから、人と競う必要がなく、上手も下手も関係なく、ただ日々こつこつと続ければ事足りていました。

怠けずに日々練習すること、日々舞うことが大切であり、それ以外の段位・資格など関係ありませんし、全く興味もありませんでした。

しかし、稽古の合間に行われる楊名時師の教えについての講義・講話を拝聴し、また何よりも、人様のためにと日々活動されている先生の生き様を拝見しているうちに、「わたしもかくありたい。人様の健康のために少しでも役立ちたい」と思うようになりました。

先生や仲間のご指導のおかげで、辛うじて舞うことは出来るようになりました。ですから、やろうと思えば今日からでも行うことは出来るでしょう。

しかし、辛うじての舞ではそれこそ先生に対して、また人様に対しても失礼です。そこで、よし、もっと楊名時師の教えを学び舞の練度を高め、資格を取ろうと思い挑戦することにしたのです。

中傳なのでまだまだ長い道のりです。せめてあと5年早く先生と出会っていたらと思います。なぜなら年齢を考えると先生のようになれる前に息尽きてしまうかもしれません。しかし、それならそれでもいいんです。練習すること、日々舞うことそのこと自体が夢に向かっているんですから。

それと何よりも、先生や仲間と一緒に太極拳を舞い練習することが、楽しくて、楽しくてたまらないんですから。

愛知県大口町・外坪教室 嶋生雅春 記

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