― 千の風と光になって ―
河野太通ご老師、帯津良一先生をお迎えして開かれました「楊名時太極拳養心会設立披露パーティー」は、出席者が定員を超えたために、二回に分かれて行われました。
一回目の2月18日は、早朝から冷たい雨が降るあいにくの天気。この日は中国の春節(旧正月)に当たり、東京マラソンが初めて開催されました。また、今年は60年に一度しかない黄金の豚年で、とても縁起のよい年とのこと。こんな日に設立披露パーティーが開かれるなんて、何という幸運でしょう。
そして、土砂降りだった雨がパーティーが始まる午後2時にはすっかり上がり、日が会場に差し込んできたのです。“故楊名時先生が晴れさせてくださったのだ”と、誰もが直感した瞬間でした。また、楊名時太極拳養心会の商標登録認可のビッグニュースが昨日飛び込んできたとの報告もあり、二重三重の喜びとなりました。
美味しい食事を先にすませてから、前田瑠美さんの歌曲からセレモニーが始まりました。ご来賓の河野太通ご老師、帯津良一先生の祝辞、そして楊麻紗主宰の挨拶のあと、仲間のアトラクションで大いに盛り上がりました。
二回目の2月25日は、朝から快晴。一回目の祝辞のテープを聞きながら、和やかで落ち着いた雰囲気の中で会が進められました。自己紹介のあと、最後は一本締めで終わりました。いずれの会も養心会のスタートに相応しく、心の絆をしっかりと固めた設立披露パーティーでした。
新井満訳『千の風』の詩のように、故楊名時先生は千の風や光となって、私たちを見守り指導してくださっています。これからも楊名時先生を感じ、楊名時先生とともに太極拳の道に励んでいきましょう。
2007年3月5日
渋谷 砂織記
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