去る10月18日(火)新宿御苑にて、楊麻紗先生をお招きして、青空太極拳が開催されました。屋外で行われる太極拳の集まりは、東京では養心会としては今回が初となります。
秋晴れのなか、太陽が真上に位置する頃、苑内でも非常に磁場のよい場所に、参加者総勢50名が集いました。麻紗先生の先導で、南に向かって整列。八段錦から太極拳へと動作が進むにつれ、日射しもますます強く照りつけてきました。かなり暑さを感じましたが、爽快でした。芝生の上で裸足になられた方は、さぞかし気持ちのいい「あおぞら太極拳」を堪能されたことでしょう。
麻紗先生の合間のお話にありましたように、天地の間に満ちている大きく、広く、ゆったりとした宇宙規模のエネルギーである浩然の気を、楊名時太極拳・八段錦の動きを通して、呼吸を通して自分の内に取り入れ、心と体が癒されて元気が湧いてくるのがわかりました。また大空の下、前半の八段錦を大勢で行っているとき、目を閉じると、この空間にただ一人自分だけが存在しているような感覚があり、普段の教室における稽古では味わうことの出来ない、貴重な体験となりました。
平日の御苑を訪れる人は少なかったためか、養心会の大勢の太極拳グループは、注目を浴びていたようです。特に外国の観光客の方々は写真を何枚も撮られている様子。また、強い日差しを避けながら木陰で三脚を立てて、NTTドコモビルと太極拳の動きという静と動を一枚の写真に収めようとてる日本人の姿も見えました。さらに驚いたことに、太極拳を舞うさなか、朝日カルチャー教室の生徒さんで絵の先生をなさっている方の指先に、しばらくの間トンボがとまっていたそうです。今回のあおぞら太極拳のために、一日だけの養心会専属の若いカメラマンさんも、持ち前の技術と懸命さで素晴らしい写真を撮って下さいました。
今回参加して頂いた方々から、「楽しかった!」「気持ち良かった!」「また来年もやりましょう!」との声を多く頂きました。この度、イベントの実施にご協力いただいた練馬上石神井教室のみなさんとご参加いただいた楊名時太極拳の愛好者のみなさん全員に感謝いたします。この「新宿御苑de青空太極拳」を、今後は養心会の定例行事にしていきたいと思います。来年は、より多くの参加者をお待ちしております。
謝謝!再見!
文:養心会事務局
写真提供:有村祐香さん・養心会事務局
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