「2010年楊家養心太極拳常滑合宿交流大会」が、11月6日(土)愛知県常滑市のサザンアリーナ体育館で開かれました。今年は常滑市の教育委員会の後援を得て行われ、見学者を含めて200人の参加者があり盛況となりました。
当日は小春日和に恵まれ、午後1時から始まり5時の閉会まで、風もなく暖かい一日だったことが、何よりも幸いでした。例年通り、全体稽古、私の模範演舞の後昇段審査を挟んで、5つのグループに分かれての演舞披露が行われました。
今回私が特に感じたことは、どのグループも確実にレベルアップしていることです。型が整っているだけでなく、気功法としての楊名時先生の教えの太極拳の本質を捉えていることです。とても嬉しく思いました。「気は見えずして働きあるのみ」と言われておりますが、その気の作用を掴み太極拳の中に具現されていました。200人の参加者一人ひとりの出す気が、大きなパワーとなって会場に溢れていました。楊名時先生ご存命中、500人以上の太極拳の演舞を何度も見ておりますが、このような気のパワーを感じたことはありませんでした。
夜の懇親会は、常滑ならではの弾け方です。歌あり手作りのお芝居ありで、地元の方々の底抜けの明るさと人情の深さに、嬉し涙がこぼれる程でした。今年も楽しいときに現れるという精霊が、写真に写っていたそうです。
翌日の海浜公園での早朝稽古も、穏やかな天気で少しも寒くありませんでした。波の音を聞きながら清清しい稽古ができ、自然の気を十分に取り入れることができました。
常滑合宿交流大会を準備してくださった杉江満寿夫・潤子先生はじめ地元の方々、そして参加してくださった皆様に感謝とお礼を申し上げます。
楊 麻紗
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