第6回草加八段錦・太極拳研修会

第6回草加八段錦・太極拳研修会 2013年5月16日 楊名時太極拳24式  八段錦  

去る5月16日(木)、草加、八潮、庄和の各地域から100名余りの太極拳の同学が集いました。今 年で6回目となる「小川睦子先生の一門による草加研修会」が開催されました。

会長の佐久間登師範より開会宣言がなされた後は、檀上の楊麻紗師家よりご挨拶を頂きました。そして師家の指揮のもと、前半八段錦と楊名時太極拳24式を参加者全員で行いました。

司会の佐久間会長からは「まさに水を打ったような静けさを感じられた太極拳」との評。続いて楊麻紗師家、楊砂織先生、ディミトリー先生、3人による模範演舞。

麻紗先生の講話を、毎年心待ちになさっている方々も多いと思われますが、今回は「楊名時先生独自の太極拳」の魅力そして技について話されました。技に関して言えば、空手、柔道、合気道の先生方々からも「楊名時先生の膝の使い方が上手い」と評判でした。やわらかなゆっくりした太極拳を舞う為には、膝の使い方が重要となります。鳥が飛び立つときに、いったん沈んでから飛び上がるように、太極拳での膝の動きも同じで、軸足の膝を徐々に曲げて目立たないように沈んでから、もう片方の足を前に出すようにするのが楊名時太極拳の膝の使い方であると教えていただきました。楊名時先生の真後ろで40数年間、ずっと稽古を積んできた楊麻紗先生は、楊名時先生の(太極拳)細胞が自分の中に染み込んでいったと表現されました。だからこそ、自分だけは「楊名時太極拳」を変えてはならないと決心したのです。

好例の二グループに分かれての太極拳の披露。両グループとも一昨年より太極拳の技と心の充実が見て取れました。後半の八段錦と楊名時太極拳24式の通しが行われ皆の気が一つになり、やわらかな空気が漂う中、閉会の辞を真壁美沙子師範より述べていただき、林義雄師範による三々七拍子で締めくくられました。

「井戸を掘った人の恩を忘れてはいけない」の言葉を胸に、楊名時先生と小川睦子先生への感謝の気持ちで太極拳を舞いたいです。

養心会事務局

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