熊野那智大社にて記念撮影
11月28日~29日に「健康太極拳なにわ友の会親睦旅行」を実施しました。
今回は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」で良く知られ、熊野信仰の中心地として古来より多くの人々の信仰を集めている熊野三山(那智大社、速玉大社、熊野本宮)を参拝しました。
朝9時半、参加者36名を乗せたバスは、集合場所の大阪城公園から初日の目的地である「南紀白浜」~「すさみ温泉」に向けて出発しました。
「白浜」は関西では海岸の美しさと温泉で有名な観光地です。その「白浜」で野菜と旬の食材を使った健康バイキングで昼食を済ませた後、砂浜が白く美しい「白良浜」で茶木康晴師範の指導のもと「八段錦」と「24式白鶴の舞」を、そして「百華拳」を全員で演舞しました。少し足元が悪かったにも関わらず、打ち寄せる波の音と調和しゆったりとした、また気力あふれる演舞ができたように思います。
この後、太平洋の荒波が打ち寄せる「千畳敷」に立ち寄り、今日の宿泊地である「すさみ温泉」へ向かいました。ホテルでは太平洋が一望できる露天風呂で疲れを癒し、体調を十分に整えて懇親会に臨みました。懇親会は茶木師範の「太極の華」の演舞に始まり、各教室によるカラオケの競演、ビンゴ大会そして最後に全員で河内音頭を踊って大いに盛り上がりました。
翌朝8時にホテルを後にして、雄大な太平洋を車窓から眺めながら「那智大社」に向かいました。バスを降り467段の長~い石段を上ると本殿に到着です。しばらく息を整えてから参拝を済ませ、全員で記念撮影をしました。境内には樹齢850年の大楠が茂り、そこにはすごい気が充満していたそうです。
次に「速玉大社」に立ち寄り参拝しました。この境内にも樹齢1千年の梛(なぎ)のご神木があり沢山の気をいただきました。この後は昼食の予定でしたが、茶木師範の提案で新宮駅近くの「徐福公園」に寄りました。徐福とは秦の始皇帝の臣下で、約2200年前に始皇帝の命を受け不老不死の薬を求めて渡来しこの地を訪れたそうです。公園には「不老の池」があり、そこに架かる小さな石橋を長寿と健康を願って渡りました。
昼食後、いよいよ熊野三山最後の「熊野本宮大社」に向かいます。ここでも158段の石段をものともせず一気に上り本殿を目指しました。境内とその周囲には大きな杉が生い茂り悠久の歴史を感じさせます。最後に総門をくぐり4棟の社殿(家津美御子大神、速玉大神、夫須美大神、天照大神)を順に参拝しました。
予定通りに行程が進み、後は大阪までの約4時間のバスの旅を残すのみとなりました。今回の参加者の平均年齢は68歳になりますが、熊野三山を参詣しさらなる健康と長寿を祈願して、全員100歳まで健康で太極拳を続けられることを願い帰途につきました。
合わせて600段を超える石段を上り下りされた皆様には疲れが出ませんように。謝謝。
松尾 嘉夫記
白良浜にて(第一段錦)
白良浜にて(百華拳)
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