新宿御苑 de あおぞら太極拳

 2015年、練馬・上石神井教室の屋外行事として、教室のすぐ近くにある公園で始まった「あおぞら太極拳」は、翌年から新宿御苑に場所を移し、養心会主催の行事となりました。昨年は雨で中止になりましたが、今年は10月21日に実施されました。

 室内行事と違って、来園者が大勢に訪れる公の場所で行われるイベントであるため、前もって練馬・上石神井教室の皆さんと共に2回、下見を行いました。そして、紅葉葉鈴懸の木とヒマラ杉の大樹に囲まれ、裸足でも太極拳が行える柔らかな芝生域が選ばれました。

 当日、天気予報では日中の降水確率は30%で肌寒かったですが、20名のお仲間が集いました。そして、いよいよ開始。楊麻紗先生の挨拶「你好!」 心が定まる「立禅」 足元感触・体の軸を確かめる「甩手」動く禅の「楊名時太極拳24式」を順序通りに行いました。

 新宿御苑は、他の公園と違って、大都市東京のど真ん中にある大名庭園で、自然のオアシスの特色を有しております。周り森林に囲まれ、空か果てしなく広がり、足元は柔らかでやさしい大地、高層ビルは木々の間チラッと見えても気にならず、気功太極拳に最高に適した空間を備えている場所です。

 前半の動きを終えて、次は「理論の時間」で、楊麻紗先生のご講和に入り、テーマは「陰と陽の身近な存在」。麻紗先生は養心会のワッペンに描かれている太極図を見せながら、「どの物事の中にも、その反対の様子が含まれている。その対立はお互いに分離できない、いっそ補完し合う性質を持っている。これこそが、全ての動き(流れ)を生んでくる」と説明されました。

 また、麻紗先生は、参加者からの質問に答えるなど、十分「理論部分・陰」に時間を与えた後、再び「動き・陽」に入ります。そして、後半の太極拳24式・八段錦・立禅・甩手を行いました。

 最後は挨拶と記念写真を撮り、充実したあおぞら太極拳を締め括りました。

 また、来年あおぞらの下で!

文:事務局

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