去る2月11日(祝日)、東京・上野精養軒に於いて「2024年養心会新年懇親会」が、4年ぶりに開催されました。当日は風もなく穏やかな日和に恵まれ、岩手の久慈市、愛知県大口町、常滑市の遠方と東京近郊のお仲間40数名が不忍池の見える桐の間に集まりました。
楊麻紗先生のご挨拶では「全世界に戦争や紛争があり暗いニュースが多い中、今日、伝統ある精養軒で美味しい食事とおしゃべりができることは、何物にも代えられない幸せと思います」と、話されられました。
ご来賓の帯津良一先生は、まもなく米寿を迎えられることですが、お元気で80代に入りより人生の味わいを感じ、楊名時先生と酒を酌み交わし過ごした時間がとても大切であったこと。また、太極拳はコロナ禍以降も道場で毎朝一回行う。上手かろうとよろけようと、間違っていても構わず舞うと、どんどん太極拳が好きになり、これを「一期一会の太極拳」と名付けて、これからも続けて行きあちら側に行ったら楊名時先生と酒を酌み交わしたいと、述べられました。
乾杯の音頭はまもなく95歳になられる安田要師範で、張りのある元気なご発声でした。
続いて、常滑の榊原敬三師範はご欠席の杉江満寿夫先生のメッセージ代読、大口町の長谷川房子師範、岩手の飯塚彰師範からお言葉を頂き、それぞれ楊名時太極拳への思いが語られました。
しばらく会食・歓談が続いた後、余興に入りました。大口町譚董さんによる中国語と日本語での「時の流れに身をまかせ」、大口町メンバーによる「リズム体操」、岩手の飯塚晶子さんによる詩吟・山岡鉄舟の「富士」。また常滑グループが榊原敬三師範の三線で歌う「安里屋ゆんた」、そして恒例の服部洋之師範の「太極拳経」等の出し物で、会場は大いに盛り上がりました。
4年ぶりに開催された「新年懇親会」は、養心会の絆のすばらしさを改めて再確認することができました。
(事務局記)
コメント