楊麻紗先生との唐招提寺参拝

2010年「奈良・唐招提寺参拝の旅」レポート  2010年3月18~19日 01 楊名時太極拳24式  八段錦  

今年、平城遷都1300年祭の行事が4月から実施される奈良、楊麻紗先生は3月18日に唐招提寺にお参りされました。

楊麻紗先生は楊名時先生の志を継いでのお参り、娘さんの砂織さん・ディミトリーさんご夫婦をはじめ、われわれ養心会の同学の仲間、関東から、名古屋から、奈良から、大阪から、遠くは鹿児島から100名近くが唐招提寺山門内に午後1時20分に集まり、麻紗先生のお供で鑑真和上のお墓参りにご一緒させて頂きました。

10年を掛けた唐招提寺金堂の改修が昨年11月に終え、木の香が漂う新しくなった金堂、11年前に楊名時先生と同学の仲間が一緒に金堂と講堂の間で行なった演舞の場所で、今回楊麻紗先生の先導で皆さん気持ちよく演舞、ある方は裸足で演舞です。私は、楊名時先生の形見のシャツを着ての演舞、楊名時先生と一緒の演舞を感じながら行ないました。講堂脇一本の桜がちょうど満開でした。

その後、麻紗先生から楊名時先生がなぜ唐招提寺へ参拝するようになった由を伺いました。それは、天皇の要請で中国から日本へ仏教を伝えるために、鑑真和上が渡航を5度失敗し、6度目にようやく日本へ辿りついた時には、目が見えなくなっておりました。このような信念の強い和上を心の師として尊敬し、楊名時先生が京都大学時代から、唐招提寺へお参りされるようになったとのことです。

私は26年前から、楊名時先生ご一行と唐招提寺へお参りさせて頂いておりますが、楊名時先生が唐招提寺へお参りされた時、楊名時先生の思いが天に伝わり、雨で演舞が中止になったことは一度もありませんでした。今回は、午前中好天に恵まれ、午後には少し天気が悪くなってきましたが、麻紗先生の鑑真和上のお墓参りは雨にも遇いませんでした。これは、楊名時先生がわれわれを天国から見守って下さっていると思いました。

午後5時30分から楊麻紗先生をはじめ40名の方がホテルフジタに集まり、懇親会が開かれました。私は、以前NHKテレビ「プロフェッショナル」の番組で、世界のミシュランが認めた三ツ星料理人である82歳の小野二郎さんが、寿司職人として「現状不満足」との言葉に感動しました。われわれも楊名時太極拳で常に現状に満足することなく、楊名時太極拳の「技の太極拳」、「心の太極拳」の稽古を続け、上昇を目指していきたいとの挨拶を懇親会でさせて頂きました。

養心会の益々の発展と麻紗先生をはじめ参加者の皆さんの健康と幸せを願って乾杯の音頭、その後、名古屋・杉江満寿夫先生から「喜びのエンゼル」の写真とお話があり、美味しく食事をしながら各自の自己紹介で同学の皆さんと楽しい一時を過ごさせて頂き、感謝です。

真に楽しく素晴らしい一日でした。

健康太極拳なにわ友の会・最高顧問 茶木康晴

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