去る6月15日、「楊名時先生を偲ぶ太極拳交流大会」が、東京・京橋プラザ区民館で開かれました。当日は<本日は晴天なり!晴天なり!>という、楊名時先生のお声が聞こえるような、梅雨晴れに恵まれました。遠くは常滑、大口町、長岡の仲間と東京近郊の皆さんが140名近く参加してくださり、大盛会でした。
開会の辞の後、楊名時先生を偲び黙祷を全員で捧げました。続いて、楊麻紗先生は「楊名時太極拳は心の太極拳です。心が動かなければなにもできません。
万障繰り合わせの上参加された皆様に、心から感謝します」と挨拶されました。
また、楊先生が亡くなる3日前まで太極拳、特に雲手をベッドの上で行っていたことも話され、楊先生がいかに太極拳を好まれていたかが解りました。
次に、NPO法人太極拳養心会の総会があり、役員全員より古希を迎えられた麻紗先生へお祝いの記念品が贈られました。そして、楊名時先生の遺影が見守る中、全員による八段錦・太極拳を心を一つにして舞いました。
鵜沼宏樹先生のご講演のテーマは「気功と太極拳」。鵜沼先生の中国留学時代に師事された気功や太極拳の老師の人柄や太極拳の歴史、そして気功の集団治療など、初めて聞くお話がありとても勉強になりました。最後に、鵜沼先生は陳式太極拳を演武してくださいました。粘りと柔らかさの中に力強さがあり、体全体を使った鵜沼先生の動きは素晴らしいものでした。
大会の後半は、鵜沼先生の気のエネルギーが漂う中、二組に分かれて太極拳を舞いました。そして、全員による八段錦を行った後、閉会の辞で「楊名時先生を偲ぶ太極拳交流大会」は無事終わりました。帰りには海竜社の下村のぶ子社長の茶巾寿司をお土産に頂き、大会の余韻を胸にそれぞれ帰途につきました。
養心会事務局記
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