私、30才代に退職後にもできる趣味、健康法を探していました。
同学の皆さん方は楊名時太極拳との出会いは色々とあると思いますが、私と楊名時太極拳との出会いは、約40年程前、朝日新聞に当時の通産省事務次官・佐橋滋氏の楊名時太極拳の写真入り記事を見たのが最初でした。
その後、大阪・中之島に、朝日カルチャーセンターが開校、楊名時気功太極拳講座があり、ご縁で入会、先生は石川先生という東京から単身赴任の方で、1年程して東京へ帰られました。
その後、岐阜の野村貞三先生が教室を引き継がれ、天候が悪くても毎週土曜日に新幹線で大阪まで教えに来ていただきました。指導者が変われば動きも変わり当初はまごつきましたが先生の真似をするだけでした。野村先生は大阪に来るのはお金だけではないとおっしゃっていました。お気持ちに感謝。野村先生のもと大阪・京都で教室の助手もさせていただきました。
野村教室で稽古を続け、先生の推薦で平成元年に京都・相国寺の砂利のお庭で楊名時先生から師範審査を受けました。師範審査の演舞を見た外国の観光客の方から素晴らしいと言われた事もありました。野村先生がお亡くなり、野村教室の生徒であった戸清しず子さんと一緒に岐阜の自宅へお伺い、お位牌の前で感謝とご冥福を願い合掌をせさせていただきました。
私は何事も始めたら10年を一つの区切りと考えています。
平成4年2月から東京・学士会館の師範会及び懇親会に12年連続参加、楊名時先生のお話を伺い、全国各地の先生方と出会い、色々とお世話になりました。
その年の5月から2泊3日の箱根指導者研修会は15年連続参加、楊名時先生の教えを近くで伺い、名時先生の動きを近くで拝見、毎年どの部分の演舞を看取り稽古をするのか目標を持って参加していました。帰阪後の教室で動きが変わったと指摘する人もいました。その方は看取り稽古ができている方で、将来が楽しみでした。
15回目研修会直後の7月に楊名時先生がお亡くなり、箱根研修会の2泊3日の参加は終了となりました。
健康太極拳なにわ友の会・茶木康晴記
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