第1回吉野山一泊研修会
平成5年に、始めて大阪・弁天町教室を開き、その時に3つを心の中で誓ったことは
一つ目は、素晴らしい楊名時太極拳を多くの人に知っていただく。
二つ目は、素晴らしい楊名時太極拳を多くの人に続けていただく。
三つ目は、素晴らしい指導者が育ち、その方が多くの皆さんのお役に立っていただく事、「出藍の誉れ」です。
その後、大阪、和歌山で他の教室を順次開き、多くの素晴らしい仲間と出会うことができ、仲間から多くの指導者が誕生しました。
私が立ち上げた教室は順次、素晴らしい指導者に引き継ぎ、その指導者が多くの人様のお役に立っています。
私の当初の思いが叶いました。これが私の楊名時太極拳から受けた御恩に対するお返しの一部と思っています。
平成9年に各教室の仲間の楊名時太極拳の技・心のレベルアップと交流・親睦を図るため、健康太極拳なにわ友の会を立ち上げ、年1回各教室が集まっての交流会と一泊研修会をする等の会則を設け、平成10年に第1回一泊研修会は吉野山修験者で吉野から新宮までの熊野奥駆の総奉行をされていた仲間・領木進一氏のお世話で吉野・蔵王堂で実施、交流会等をするなど10年間続け、その後、会長を仲間に引き継ぎました。その後も毎年交流会、一泊研修会は継続しています。
又、各教室の仲間の交流・親睦のため、毎年各教室持ち回りで合同新年会を開催しています。合同新年会も継続をしています。
楊名時太極拳は、何方でもできる健康法であり、哲学を含み、芸術であると楊名時先生からお聞きしたことがあります。哲学は人としての正しい道ではないかと思います。楊名時先生の演舞は芸術です。オーラが出ています。
素晴らしい太極拳です。
楊名時先生が京大学生時代から続けられている鑑真和上の眠る奈良・唐招提寺のお参り、私は30数年前から楊名時先生のお伴でお参りをしています。楊名時先生の身体の具合が悪い時は、東京の今井治先生が名時先生の代わりに仲間と一緒にお参りした時も参加させていただきました。今は養心会楊麻紗先生のお伴でお参りをさせていただいていますが、お供ができないときは別の日に大阪の仲間と一緒にお参りを継続しています。
平成15年から「なにわ塾」を開き、楊名時先生の心・技を大切に、仲間と一緒に2カ月に1回のペースで勉強会を続けています。
楊名時先生の教え、指導者十訓、太極拳経などと八段錦・太極拳24式の演舞、介護施設で実施している車椅子の方、足腰の弱い方にもできる座式太極拳12式の稽古もしています。
健康寿命を伸ばすための健康法として手首、足首を使う、力を抜くことの難しさ、稽古すればするほど難しい、何時になれば楊名時先生の緩急の動き、芸術の演舞に近づけるのか、稽古に精進するのみです。
健康太極拳なにわ友の会・茶木康晴記
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