私共三輪教室は大阪で誕生して以来、皆様方のご支援のお蔭で30年になりました。当初からの生徒さんは居ませんが29年在籍者を筆頭に3教室で活動しております。
そこで、30周年を記念して3教室合同で会合を持たせていただきました。
まず、9月18日(日)に大和葛城山頂での演舞を計画しましたが生憎の台風接近による雨の為10月16日(日)に延期となり、参加者も当初予定の半数以下の10名になりました。当日は暑くもなく、晴天に恵まれ最高のハイキング日和。周囲一面のススキが私たちを手招きするが如く穂をゆらす中を歩み、ようやく山頂(935m)に着くことができました。山頂から四方を望めば、西に大阪平野、東に大和盆地の香久山、畝傍山、耳成山の大和三山、その後背に大物主の神が住むという三輪山を拝することができ、万葉の武の活躍を彷彿とさせられました。一方、頂上横でハンググライダーの練習をしているなど時代の流れとさわやかな風がそよぐ中、太極拳の練習を終え、すがすがしい気持ちで、周囲のススキに見送られながら下山しました。
続いて11月20日(日)、葛城山の大阪側麓で102基の古墳が保存されている「近つ飛鳥風土記の丘」の中を穏やかな日差しを受けながら、色づき始めた木々の中を散策し、博物館の屋上で34名が合同練習を実施しました。練習が終わるや、私たちの健康を祝福する如く、ポツと数個の雨粒が落ちてきましたがその後なんの雨粒もなく、昼食場所に移動できました。昼食会場では、地元の河南教室の皆様から予定していなかった温かいおもてなしを受け、皆々和やかに時の過ぎるのも忘れ談笑する場が得られ、太極拳の普及を通して多くの人々に健康をお届けしようとの思いを新たに終了しました。
まさに『今日青天』の一日でした。
武田 穰記
※ 「近つ飛鳥風土記の丘」は古事記の記載から命名した名前で、意味は「近い飛鳥」です。
10月16日 大和葛城山頂で 写真提供:三輪教室の皆さん
11月20日 大和葛城山の大阪側麓で 写真提供:三輪教室の皆さん
コメント