あわじ花さじき(兵庫県淡路市)にて
去る10月28、29日に一泊親睦旅行に行きました。参加者33名が大阪城公園駅に集合し、観光バスにて淡路島を目指して出発しました。
途中渋滞もなく順調に明石海峡大橋を渡って淡路島に到着、橋のたもとにある「道の駅あわじ」で昼食をとり、最初の目的地の「あわじ花さじき」に向かいました。丘の上一面に咲くコスモスやサルビアに迎えられ、少し風が吹くなかしばらく園内を散策していると、雨が降り始めたため早目に切り上げて次の目的地に向かいます。
一日目のメイン「淡路人形座」に到着し、人形遣いの方から人形の操り方など説明を受けた後、淡路人形浄瑠璃を鑑賞しました。短い時間でしたが伝統芸能を身近にふれ親しみ、感動の余韻に浸りつつ人形座を後にしました。
宿泊先の「休暇村南淡路」で夕食の名物海鮮ビュッフェを楽しみお腹を満たした後、ゆっくりと温泉で身体を癒しお休みタイムとなりました。
翌29日は早朝6時から恒例の太極拳です。ホテルの玄関前があいにくの雨で使えず、急ぎ準備頂いた見晴らしの良い会議室で行いました。
茶木先生のかけ声で師範の方々が前に出て八段錦・24式鶴の舞を演舞していると、薄暗かった窓の外が徐々に明るくなり、その場の気が高揚するのが感じられ、すがすがしい気持ちで演舞を終えることが出来ました。
9時にホテルを出発して二日目のメイン「大塚国際美術館」(大塚グループが記念事業として設立した陶板名画美術館)に向かいます。
入口から続く長いエスカレーターを上りきると、そこには壮大なシスティーナ礼拝堂の大ホールが再現されミケランジェロ作の天井画が私達を迎え入れてくれました。その荘厳さに感動し、全員揃って記念写真に納まりました。
この美術館には、特殊技術により陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで再現された絵画が展示されており、実際の名画を見るような迫力があります。また原画では考えられない絵に触れることが出来て、油絵のボコボコ感もあり驚きでした。
何より世界中の美術館から厳選された至宝の西洋名画1,000点余りが一堂に会しており、時間の経つのも忘れ心ゆくまで楽しむことが出来ました。
美術館の中は平穏でしたが、外は台風の接近で風雨が強くなってきたため、「道の駅うずしお」で鯛づくしの昼食をとった後、参拝を予定していた「伊弉諾(イザナギ)神宮」はまたの楽しみとして、早めに帰路につく事にしました。
帰りの明石海峡大橋では強風で揺れているのがバスの中でも感じられましたが、大阪に着くころには風雨も少し収まり無事に家路につく事が出来ました。
今回の旅行は台風の影響で天候には恵まれませんでしたが、その結果、室内での鑑賞に時間を多く取ることができ、伝統芸能や名画の素晴らしさと、それを後世に継承しようとする熱き思いを十分に感じることができた旅行となりました。
なにわ友の会 河盛 惠子
大塚国際美術館・システィーナホール(徳島県鳴門市)にて
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