第15回肥薩友好会研修大会

 爽やかに晴れ渡った5月10日、鹿児島県の出水市総合武道館において、「第15回肥薩友好会回研修大会」が開催されました。東京より楊麻紗先生はじめ3名、常滑より8名、大阪より4名の皆様をお迎えし地元肥薩友好会57名の参加者でした。

 全員で行う合同稽古は、麻紗先生の演舞を間近に見ながらの年に一度の大変貴重な機会です。先生のゆったりとした動きに、やっとの思いで付いていきながら、自分が普段いかに筋力を使っていないかを反省させられる場でもありました。

 今回の昇段審査は、師範1名、準師範2名、奥伝3名、中伝1名、初伝1名が受審し、私は準師範を受けさせて頂きました。体の向きを変えた時、動きが合っておらず、どうしよう、と思いましたが、前の方に合わせて続けていると、最後は全員一緒に終える事が出来ました。

 麻紗先生は講評の中で、その事に触れられて、周りを見ながらそれぞれが調整していく事も太極極拳の醍醐味であると語られ、何事も否定しない奥深さに安心すると共に、感銘を受けました。80歳以上の方、14名が紹介されました。毎年、特別表彰される方々は、目標であり励みでもあります。

 麻紗先生の講話は「気沈丹田」「沈肩垂肘」、実技指導は4番と5番を教えて頂きました。生命エネルギーとしての気は自然に流れ、感情としての気は自分の意志で。沈肩垂肘は小さなボールを抱くように。4番は手と足のバランスを考え、5番は少し腰を後ろに回し、払いの幅を大きくするなどでした。

 場所を鶴丸会館に移しての懇親会は、フラメンコに始まり、ちょんかけ独楽、フラダンス、合奏、踊りなど、賑やかに、和やかに行われ、最後は全員でおはら節を踊って楽しい時間を過ごしました。今年は、長年司会進行を務めて下さった下島礼子さんに代わり、新しく洲崎由美さんが見事に大役を果たされました。 

最後の挨拶で、榊原敬三先生より「肥薩友好会の大会に最初から15回参加していますが、黒い練習着でいっぱいだった会場が、いつの間にか白い道着の方が多くなっている事に、皆さまの努力と歴史を感じます」というお話があり、印象的でした。遠方からの皆様をアーチ潜りでお見送りしながら、また来年も元気で再会出来る事を願いつつ特別な一日が終わりました。

山田 育枝

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