なぜ、名前が変わったか

 

2005年7月3日、楊名時太極拳の創始者である楊名時先生が亡くなられました。妻であり一番弟子である私に、楊名時太極拳の王道を歩んでいくようにと、2004年5月3日に「許可証」を書き残されていました。そこにはのれん分けを許すことと、楊名時太極拳養心会という会の名前まで付けて下さっていました。

その楊名時先生の[許可証]に従って、2006年2月に私は楊名時太極拳養心会を立ち上げました。皆様のお陰で養心会は順調に育ってまいりました。

ところが、2007年8月8日、私たちにとって(多分、故楊名時先生にとっても)思いもよらない出来事が起こりました。それは、NPO法人日本健康太極拳協会(理事長:楊 進)の関連法人である有限会社楊名時太極拳事務所(代表取締役:渋谷 慧)より、訴訟を起こされたことです。楊名時太極拳という名前を、看板に使ってはいけないというものでした。私たちは楊名時先生が、争いにならないためにのれん分けの許可証を書き残されたと考えるのですが、その願いとは裏腹に裁判にまで発展してしまいました。私たちは楊名時先生のご遺志を守るために[共存共栄]の道を求めたのですが、残念ながら商標権の問題で、楊名時先生が許可証に書き残されていた「楊名時太極拳養心会」という名前を守れませんでした。

以上のことから、2008年4月1日より楊名時太極拳養心会の名前を、「楊家養心太極拳」という名前に変え、新しく出発することにいたしました。「楊家」は楊名時先生の属する家の名前、「養心太極拳」は楊名時先生が付けて下さった名前から採りました。太極は宇宙を意味します。その宇宙のように大きな心を養い、人格を磨くことの願いを込めて「楊家養心太極拳」といたしました。

「楊家養心太極拳」では、のれん分けして下さった楊名時先生のお心を大切にして、楊名時先生の型と志をより深く継承していきます。

引き続き、皆様のご支援よろしくお願いいたします。

楊 麻紗